当店でもとても人気なセラミックのテーブルウェア
いろんな地方に窯元があり、それぞれの窯の焼き方や刻印などの特徴があります。
そのなかでも、" Sarreguemines "(サルグミンヌ) と記されたものを
目にすることが多いと思うので、少し豆知識としてご紹介させていただきます。
サルグミンヌはフランスとドイツとの国境に隣接する町サルグミンヌで1784年に創業された陶磁器の老舗メーカーです。
その品質の素晴らしさからナポレオンも愛したといわれおりその後、急成長を
遂げるも1870年に普仏戦争を経て、サルグミンヌがフランス領からドイツ領と
なったことで、陶器に莫大な税金がかかるようになったことを理由に
サルグミンヌ窯は1879年にフランスのブルゴーニュ地方の小さな町
ディゴワン(Digoin)へと窯を移すことになりました。
ディゴワンは当時すでに陶器の製作を行っていたため、サルグミンヌとディゴワンは合併する形となり その後は、”ディゴワン&サルグミンヌ”として、陶器の生産を行いました。
サルグミンヌ時代には貴族等の上流階級を主な顧客とした上質な器が主に作られ、
ディゴワンと合併後、製作が活発になる19世紀末以降は少しづつ大衆化
していき、気軽で親しみやすい器が多く作られました。
2つの窯が合併してからも、"サルグミンヌマーク" "ディゴワンマーク"
"サルグミンヌ&ディゴワンマーク" の3種類の刻印が使われておりましたが、
1970年以降はサルグミンヌマークの刻印が使われなくなり、 その後
1978年に買収されるまでは食器の生産を行っておりましたが、この年で生産が
終了となり "ディゴワン&サルグミンヌ"としては、2007年に廃業となりました。
このような歴史から年代によって刻印も変わっているため、ロゴを見てどの
どの年代に製作されたなど知ることができます。
ちょっとした歴史を知ると、アンティークを見るのもただ見るだけより
面白みが増しますよね。
ぜひお気に入りの年代の刻印を探してみてくださいね◎
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◎店舗情報
Antiques Knock
〒563-0355
大阪府豊能郡能勢町下田124-1 R&E川西ビル2階
Instagram : @antiques_knock
WEB : http://antiques-knock.com
能勢電鉄日生線「山下駅」より 、バスで能勢の郷行き「清水橋」下車 徒歩1分
ジャパンが入っているビルの2階となります。
◎営業日
毎週 金・土・日・月曜日 /11時~17時
通常営業日以外は、アポイントメント制とさせていただいております。
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その他、納品やイベント出店等で営業日時の変更がある場合がございます。
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