気が付くと久しぶりのブログの投稿となってしまいました…すみません。
能勢はすっかり秋めいて、ひんやりと寒い日も多くなってきました。
ネコのミロもちゃっかりストーブの前を陣取っています。
本日は以前、お客様からご依頼いただきました家具の加工をご紹介したいと思います。
アンティークは1点ものが多く、好みのデザインのものに出会えた時はとても嬉しいですよね。
ですが、お探しのデザインやサイズ、色合いや使い勝手など
全ての条件がばっちり当てはまるものに出会えるのってなかなか難しいかと思います。
好みのデザインだけれど、もう少しこうだったらいいのに…。とお悩みになられたときに
当店ではお客様のご要望のデザインになるべくお応えできるように加工のご相談も承っております。
今回ご依頼いただいたのは、ケーキ屋さんでお使いいただくキャビネットの加工です。
お店のリニューアルに合わせて、ディスプレイ兼、収納カウンターにもなるキャビネットを
お探しの際に、当店のキャビネットを気に入ってくださったのですが
もう少し使い勝手がよかったら…とお悩みだったので
お打ち合わせをしながら、使いやすいように加工をさせていただきました。
ご購入いただいたのは、こちらのキャビネット（加工前）
素材にはオーク材が使われており、ソリッドウッドの上品で柔らかな雰囲気が
とても美しいデザイン…綺麗なケーキや可愛い焼き菓子にもとてもよくお似合いになりそうですよね。
キャビネットの中は浅めの棚板が1枚と、壁付けで置くような家具なので
背面は特に凝った装飾もなく、ただの木板となっていました。
ご希望のご使用方法は、正面はお客様側に、背面を従業員通路側に置いて
お客様側からは見えないように背面から物を出し入れ出来るようにしたいとのことでしたので
思い切って、背面を取っ払いました！
ただただ背面の木板を取るだけでは強度が落ちてしまうので、加工部の周りにも補強の木を這わせています。
扉を開くとこのように、オープンシェルフのような感じに。
普段は扉を閉めてお使いとのことなので、お客様側からは加工したようには見えませんが
正面から見ると、このような感じになりました。
前からも後ろからも扉が開くと片付けや補充などの作業効率も上がって便利ですよね。
そして浅めの棚板も、奥行いっぱいに使いたいとのことでしたので
棚板も新しく作り直しをしました。
（実はこの棚板をキャビネットの中に入れる作業が一番大変でした…）
このような感じで、無事にご希望の形に加工しお渡しをさせていただきました。
お客様からもお喜びいただき、お店のリニューアルオープンに携われてとても光栄でした！
このように、背面を抜いてオープンにしたり、棚板を追加したり、コンセントを通す穴を作ったりなどなど
あと一押し「こうだったらな…」とお悩みのことがございましたら、お気軽にご相談くださいませ。
次は、「剥離加工」についてご紹介させていただく予定なので
そちらもぜひまたご覧くださいませ。
※アンティーク家具の加工につきまして、加工内容によってはご希望にお応えすることが難しい場合もございます。
恐れ入りますが、ご希望の際はご購入前にご相談くださいませ。
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